怒涛の魔法戦士軍団にレベル40が混ざる話~前編~


初おちんぽ。



達人クエスト。それは自らを達人と名乗る不審者から提示された条件下の戦闘で勝利を収めることで、報酬としてほうたまや石版を得られるという、言わば公式縛りプレイ。


9月第3週目のお題がコチラ。複数ある選択肢の中から自分の身の丈にあったものを選べばいい訳ですが、難易度によって報酬量も上下するため、その両方を天秤にかけて吟味する必要があります。貪欲な私は5つもの報酬が得られる『怒涛の魔法戦士軍団VS悪夢の右手強』という怒涛感漂うクエストに惹かれました。キラーマジンガはダメだ。お金が掛かりますからね。現ナマ至上主義者ぺけぴー。

画像にあるように、条件は三つ。

1.悪夢の右手強を
2.パーティ全員魔法戦士で
3.道具を使わずに勝つ

これまで悪夢の右手強に挑んだ経験は無いので難易度の程はいまいちピンと来ないのですが、右手だけでは出来ない事、例えばあやとり勝負等に持ち込めば意外とあっさり勝てるのではないだろうか。思考時間2秒、クエストを受理しました!即断即決、この世知辛い現代社会を生きる中で身に付けたスキルだ。

さて、このクエストに挑戦するにあたりどうしても目を背けられない問題が一つあり、それが今回の記事のタイトルにも関わってくるのですが、つまり私の魔法戦士レベルが40であるという事。この後私とPTを組む者たちにとっては、先述した3つの条件だけでなく、『パーティのうち一人はレベル40のぺけぴー』という第4の条件が加わるわけです。縛りの上から更に縛られる、そんなツイン亀甲縛り野郎共がこちらのお三方。


むろふし、プラン、ぷにゃりんさん。前二名は兎も角として、ぷにゃりんさんとはこの場が初めましてということで完全に未知数。いきなり亀甲縛りを二重に掛けられてどんな顔をするのだろうかと心配でしたが、プランさんのお友達ということで杞憂も杞憂、彼女は笑顔で応えてくれました。季節は秋、徐々に肌寒さを感じるようになってきた昨今、尚も暖かいここはアストルティア。


両雄相対す。ってオイオイ!左手もいるじゃねーかよ!あやとり出来ちゃうじゃねーかよ!当初の作戦が水泡に帰す想定外の事態に慌てる僕ら。戦う前から完全にイニシアチブを握られた形です。手だけにね。完全に握られた。はい。えっと、ところであまり人の事をどうこう言える立場じゃないんだけど、君らも大概ひどい格好だね?(話題そらし)


カーン!開始のゴングが鳴ると同時に倒れる私。左のジャブで一撃です。40というレベルが足枷になるとは思っていたけれど、まさかジャブすら耐えられないなんて。あれよあれよと他の面々も倒れていき、瞬く間に全滅。無策で挑んでも到底勝ち目がないことを知った我々───それぞれが知恵を出し合い、勝ちの目を引き寄せるための戦術を練る必要がある。

「敵は闇属性が弱点らしい」

「ダークフォースが使えるな」

「HPの回復はどうする」

「片手剣のミラクルソードが有用だよ」

敗北が人を強くする。皆の瞳に真剣味が宿り、機運の高まりを肌で感じる。本当の意味での僕らの戦いが始まったのだ。

「マダンテ覚えてる人ー」

この戦いに於けるマダンテの重要性にいち早く気付いたプランの問い。成る程、慧眼恐れ入る……。全MPと引き換えに放たれる超高密度の魔力波で周囲一切を消し飛ばすマダンテ、その圧倒的火力で一息に畳み掛けることにより、短期決着を狙っていく算段だ。

「ノ」

手を挙げたのはぷにゃりんさんただ一人。こうしては居られない、僕らは我先にとダーマ神殿へ走った。マダンテ・カルテットの実現か。しかしここで思わぬ悲劇が。私が現時点で持ちうる魔法戦士のスキルポイントは82。マダンテは勿論、FB(フォースブレイク)すら覚えることが出来ないのだ!ここにきてレベル40というハンディキャップがボディーブローの様に効いてきている。FBもマダンテもない私に、一体何が出来るか───。


そう、おたけびである。この両手、そこそこおたけびが入りやすく、これによる行動停止時間中にどれだけ体勢を整えられるかがそのまま勝敗に直結する。「うおおーおー!うおおーおー!」壊れたクラクションめいて一心不乱に吼えるぺけぴーのあまりの気迫に思わず怯む悪魔の両手。おれが、おれが繋ぐ……!

しかしそれでも倒れていく仲間たち。敵の十八番、アクアゲイザーがなんとも凶悪な威力で、地中から吹き上がる殺人間欠泉が僕らの股間を的確に破壊してくる。周囲を一度にゴア死体へと変えるたたきつぶしも脅威だ。私は道具禁止のルールも忘れ、世界樹の葉をバラ撒きまくった。それだけ必死だったということだ。


満を持して放たれるぷにゃりんのマダンテ。FBが入っていなければ大した威力にならないことが分かりました。しかしながらご覧頂きたい。片方のHPが半分を切っていることがお分かりだろうか。この後やはり全滅を喫してしまったが、我々はこの戦いにか細い勝利の光明を見た。希望はある。更に入念な話し合いをする四人。まさかこの面子で、ここまで真剣な議論をすることになるとは。

既に夜も遅くなっていたため、またこのメンバーでの再戦を誓い、この日は散開。PCの電源を落とし布団に入った後も、今あるカードで勝つための方法を模索する私。漸く寝付けたのは、それから暫く経った後であった。



翌朝、ラインに通知が。

「プランさんから『悪夢の右手強攻略』グループに招待されています」


コイツ、本気だ……!やると決めたらとことんやるその愚直さ、おれは嫌いじゃないぜ?

生憎その日は仕事が長引き、家に着いた頃には22時を回っていた。風呂に入り飯を食べ、さあリベンジマッチと洒落込む予定であったが、如何せん目蓋にズッシードがかかっており、ちょっと今日は厳しいか……?なに、僕らは絆で繋がっているんだ。きっと皆も分かってくれる。明日こそは、必ず───!私は心の中で改めて闘志を燃やしつつ、布団に潜り込んだ。

そして、朝。



私の寝惚け眼に飛び込んできたのは、私を除く三人+サポで挑み無事に討伐成功した、という報せであった───。

つづく。
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いつの間にかブログ復活されていたのですね!うれしい限りです!
相変わらずの文才と面白い内容、感服しました!
続きを楽しみにしています!

※久しぶりに美女の汗と涙の結晶のオークション記事を読まさせていただきました。私はあれが一番好きです

ボウフォー

ぺけぴーさん今からでも遅くない
魔戦4でいきましょう!
はじめまして!

▼mtさん

ひっそりとまた書いてました!何だかずいぶん昔から読んでくれていたようで、またてきとーに更新していきますので何卒よしなに!

> いつの間にかブログ復活されていたのですね!うれしい限りです!
> 相変わらずの文才と面白い内容、感服しました!
> 続きを楽しみにしています!
>
> ※久しぶりに美女の汗と涙の結晶のオークション記事を読まさせていただきました。私はあれが一番好きです

▼62さん

はじめまして!
今さらの返信になりすみません!勝ちました!ヤッター!

> ぺけぴーさん今からでも遅くない
> 魔戦4でいきましょう!
> はじめまして!
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