【考察】アストルティアに暗黒大陸は存在するか~前編~

七月も後半、学生はそろそろ夏休みに突入する頃でしょうか。一ヶ月強にも及ぶ休み期間ではありますが、その間に学生の皆さんは山ほどの宿題をこなさなければなりません。毎日の日誌、読書感想文…その中でも特に頭を悩ませるのが自由研究ではないでしょうか。

今回私も自由研究と銘打って、慣れない考察記事でも書いてみたいと思います。主題は『アストルティアに暗黒大陸は存在するか』です。

※とりわけ詳しくも無い事を色々と調べながら書いているので、間違いなどがあるかもしれません。ご容赦ください。



そもそもまず、『暗黒大陸』とは一体何ぞや?というところから。

私の好きなマンガ五指に入る『HUNTER×HUNTER』という名作がある。二年間くらい休載していたが最近また連載再開しており、信者の私は毎週月曜が楽しみで仕方がない。2014年7月現在最新刊である32巻において、その世界の真実が語られた。


それまで32巻にも亘って舞台となっていた世界は、実際はごくごく一部に過ぎなかったというのだ。世界地図の外側の世界を、作中では『暗黒大陸』と呼んでいる。最近連載再開したジャンプ本誌では、暗黒大陸についてもう一歩踏み込んだ説明がなされているが、コミックス派のネタバレになってしまうのでここでは割愛する。

今回の考察のテーマは、この暗黒大陸が、つまり、『地図の外の世界』がアストルティアにも存在するのではないか?というものである。荒唐無稽で突飛な話に思われるかもしれないが、以下でその論拠を述べていこうと思う。



アストルティアという世界も、きっと宇宙空間に漂うひとつの星なのだろう。もしかしたら現実の宇宙のどこかに、実際にアストルティアが存在するのかもしれない。そんな訳ないやろwと思われる方もいるだろうが、存在しないことの証明は実質不可能なので、存在可能性を否定することはできない。悪魔の証明、というやつである。

我々の住む地球や、煌々と輝く太陽、月、火星、水星、土星…はまあワッカが付いてたりするが、星のカタチというものは基本的には総じて『球状』だ。これらは皆、何も伊達や酔狂で球形をしている訳ではない。まあ私も詳しくは知らないのだが、これにはどうも『万有引力の法則』ってヤツが一枚噛んでいる様だ。

アイザック・ニュートンと言うおっさんが発見した法則。全ての物体間には普遍的に作用する引力があり、その大きさは二つの物体の質量の積に比例し、距離の二乗に反比例する。

万有引力とは


ザックリ言うと、全ての物体には周りの物を引き寄せる力(引力)があって、その力の大きさは、物が重くなればなるほど、距離が近付けば近付くほど大きくなる、という事のようだ。

さて、星というものが何で出来ているのかというと、宇宙空間に漂う大量のガスやチリである。尤もチリと言ってもそれは宇宙レベルでの話で、実体は直径数キロ~数十キロの巨大な岩石なのだけど。

ふよふよと宇宙空間を漂っていたそれらが、どっかの星が死に際にメガンテかました衝撃波などの影響で圧縮され、密度の高い部分が出来たりする。そうするとそこに万有引力(重力)というチカラが生まれ、これに引き寄せられた周りのゴミがグルグルと回りながら激突しあい、どんどん合体して大きくなっていく。スライムが合体してキングスライムになるみたいな感じだろうか。

そのうちキングスライム同士も合体して超絶キングスライムになり、超絶キングスライム同士も合体して…と加速度的に巨大化していくのだが、そのうち自分自身が自分の重力に引っ張られ始める。表面の部分が中心に向かって落ちていく訳だ。プリンが自重で潰れる様なものだと思えば卑近かもしれない。


先に述べた様に、引力というのは物質の質量がでかいほど大きくなっていくのだが、惑星クラスになると、その惑星を構成する岩石をも破壊するほどの超絶パワーとなる。そうすると元々歪な形をした惑星も、出っ張ってる所は壊れて、その壊れた破片が窪んだ所に流れ込む。徐々に凸凹は均されていき、最終的には物質が尤も安定する形状である球状に落ち着く、とまあ、そういう具合の様だ。

だらだらと書いたが、要するに星というのは丸いんだってことが言いたいのである。アストルティアもきっと例に洩れず、丸い形をしているのだろう。



さて、では次の画像をご覧頂きたい。


ご存知、我々が日夜冒険している舞台、アストルティアの世界地図だ。世界地図とは、星の地表部分を平面に落とし込んだものだが、実はその描き方、図法は一つではない。色々とあるが、中でもメルカトル図法・モルワイデ図法・正距方位図法といったものがメジャーどころだ。何故そんな複数の描き方があるのかというと、それは星が球体だからに他ならない。

突然だけど、皆さんみかんは好きだろうか?私は大好きだ。みかんを食べるときは、まず皮を剥く。そのまま皮ごと丸かじりするというワイルドな人もいるかも知れないが、まあ大体の人は剥くだろう。このとき、一片の欠片も残さずに、みかんの皮を長方形に剥くことが出来るか?という話である。当然ながら無理だ。球状の展開図は長方形にはならない。


(こういうケースもあるが…)

しかし、世界地図はそれをやっている。世界全体を四角い平面状に落とし込んでいるのだ。どうやって?というと、相当の無理をして、だ。要するに世界地図というものは、平面に投影するにあたり何らかの情報にひずみが存在するのである。具体的には『距離』、『角度』、『面積』のいずれかが歪んでいるのだ。

面積比を正しくすることに主眼を置いた図法で、主に分布図なんかに使われている。しかしそのために、距離や角度の正しさを犠牲にしている。

モルワイデ図法


中心からの距離と方位を正しくすることに主眼を置いた図法で、飛行機の最短経路を知るためなんかに使われる。しかし、中心以外の2点の距離・方位や、面積比については正しくない。

正距方位図法


緯線と経線がそれぞれ水平・垂直に描かれており、任意の二点間を結ぶ直線と、経線のなす角度(等角航路)が直線になる図法。我々が一般的に良く見る世界地図といえば、大体これと考えていい。

メルカトル図法


今みたいにGPSなんてものが無い時代、航海をするときに唯一指標となったのが羅針盤だった。これにより、何の目印も無い海の真っ只中でも方角だけは分かるので、角度が正しく描かれているメルカトル図法の地図は、海図として重宝していた。

アストルティアでの移動手段は、主に『ルーラストーン』か『大地の箱舟(電車)』だが、ver2.0では、魔瘴の晴れたレンダーシアへと、豪華客船グランドタイタス号で向かうシーンがあった。魔法の羅針盤というアイテムも出てきたことから、アストルティアに於いても海図の必要性は高く、メルカトル図法もしくはそれに準じた図法が用いられている可能性は大いにあると言えるだろう。

地図右上に方位を表すマークがついていることを見ても、角度が重要視されているのは間違いなく、アストルティアの世界地図はメルカトル図法を採用していると考えて良さそうだ。



メルカトル図法についてもう少し踏み込んでみたい。この図法は『正角円筒図法』とも呼ばれる。『正角』とは先述した、等角航路が直線になるというメルカトル図法の特徴を表しており、そして『円筒図法』とは描き方を表している。

アクリルとかガラス等の透明な素材で出来ている星の形をした模型がある。この模型の中は空洞で中心部には光源が浮いている。それの周囲に紙を円筒状に巻きつける。模型の中心から発せられた光は、陸地部分の穴から洩れて、円筒の内側に投射される。これを広げれば地図の完成だ。簡単に言うとこれが『円筒図法』である(あくまで原理の話であって、実際にこう描いてる訳ではない)


メルカトル図法の欠点は、二点間の最短距離や、面積比が正しくないというものだが、これは円筒図法という描き方の弊害である。異なる緯線上に同じ面積の穴が空いていたとして、それを先述の方法で円筒状に投影すると、その面積が異なってくる事は何となく想像できる筈だ。

地球の世界地図を見ても、当然その特徴は表れている。


オーストラリアとグリーンランドを例にとって見てみると、パッと見グリーンランドの方が大きく感じるが、実際の面積はオーストラリアの方が三倍以上大きい。これはグリーンランドの緯度が高い故に、メルカトル図法だと大きく描かれてしまっている為だ。

この『緯度が高いと面積が大きくなる』というのが、今回の考察のカギとなる部分である。



長くなってきたので以降はまた次回。

つづく。
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