姫たちの悩みを解消しにいこう

仲間たちと力を合わせ災厄の王を撃破するも、それが偽物、幻との一人相撲であったことを告げられ愕然と肩を落とす勇者ぺけぴー。あれから二ヶ月(リアル時間)漸く気力を取り戻したぺけぴーは今度こそ真の災厄王を倒す為再び立ち上がったのだった。

※CAUTION!ストーリーのネタバレあります



真の災厄王は現在生き残っている四人のよ告げ姫の封じられた記憶の先に存在するらしい。彼女たちの記憶は魔法や呪いの類いで封印されているわけではなく、大きな悩みを抱えることにより無意識下で鍵をかけてしまっているようだ。

超絶メンタルヘルス野郎の二つ名を持つこの私が、君たちの抱く心のしこりを優しく揉みほぐしてあげようではないか。ついでに色々と揉みほぐしてあげようではないか。ぺけぴーの両の手が妖しく蠢く。

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「別れた元カレが忘れられなくて…」

「元カレ?えっ?」

奮い起こした気力が目減りしていくのを感じますがまあ背に腹は代えられません。男ぺけぴー、一度引き受けたからには必ずや解決させて見せましょう、君の笑顔が見たいんだ。

いつまでも元カレの事が忘れられない…その思いは寄を戻せる可能性が微粒子レベルにでも存在している限り消えないのではないだろうか。逆に言えばその可能性がゼロとなれば、そんな不毛な悩みに頭を抱えることもなくなるでしょう。

というわけで元カレの存在を消してしまうのが解決への一番の近道だと小生愚考致します。お悩み共々元カレ自体も雲散霧消、始末屋ぺけぴの両の手が妖しく蠢く。

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「お、おとこの趣味すごいね?」

「カレが左手に持ってるあのオモチャでイジめられるのが好きだったの」

「えっ、あれオモチャ?」

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「オモチャを武器に戦う男なんてギャングキングの世界にしか居ないと思ってた」

「やだ…思い出してきちゃった」 (ジュン!)

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「うおーおれが何をしたっていうんだー」

「この世界は不条理、理不尽で満ちている。運が悪かったと思って諦めてくれないか」

「ありがとう貴方の事忘れない、あ、ぺけぴーさん、ついでにオモチャは持って帰ってきてくれませんか」



こうして悩める姫の悩み、というか欲求不満を見事に解消したぺけぴー。悩める姫たちは残すところ後三人。次はもう少しマトモなアレだといいのだけれど。

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「いつも犬のエサをあげ忘れてしまうんです」

「そんなことで心閉ざしたの?」

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「犬がいなければエサをやり忘れることも無いだろう殺処分だそれそれー」

「嗚呼ぺけさんありがとう私の心の闇が晴れていくのを感じるわ」

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「昔の男が…」

「えっ?また男?」

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「獣のように荒々しくされるのが好きでした」

「ちょっと黙っててもらえるかな?」

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「三股をかけていたんですけどそれがバレてしまい、みんな怒ってて…」

「自業自得だよね?」

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「あの女…俺を…俺達を弄んでやがったんだ…許せねえ!」

「分かる、貴方達お三方の言い分はご尤もだがしかしすまない平和のための礎となってくれ」



四人の姫を悩ませていたサムシングは見事に解決し、それぞれが封じられていた記憶を取り戻した。それは同時に真の災厄王の封印が解けるという事を意味していた。

「こんなことで封じられていた災厄王さんがかわいそう」

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「コゼット、男はちゃんと選ぶんだぞ」

「うん」

おわり。
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